行雲流水~きららのブログ

好きな本のことを中心に、日々の想いを書いてみる

酒の暴力

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 ネットやマスコミの報道によると、「レイプドラッグ」などというものがあって酒の中 などに混入させ、女性の意識を混濁させたうえでレイプする鬼畜がいるらしい。

 ドラッグを使わないまでも、騙して強い酒を飲ませるのは古今東西よくある手だと思う。私の若い頃もよく見聞きした。とにかくありとあらゆる手を使って女性とセックスしようと考える、男というのはあさましい鬼畜どもである。

 私は酒が大好きである。心から酒を愛する一人である。それだけに酒を使った犯罪が許せない。

 飲酒運転はもちろんのこと、酒を飲ませてレイプするとは何事か。酒を犯罪に使うな!! 酒を愛するからこそ許せない。

 飲酒運転の場合は、酒を勧めた人も犯罪になるという。レイプなどの犯罪に繋がらなくても、「飲み会で先輩に無理やり飲まされて帰りに転んで足をくじいた」程度の人はゴマンといるのではないだろうか。酒を無理やり飲ませる行為、これをすべて犯罪とするべきではないか。昔から飲み会の無理強いが大嫌いだった。酒を暴力に使うな!! 私は怒っているぞ。

 とにかく、酒は暴力行為につながる一種の危険物であるという認識を持つべきだろう。危険物なのにあまり取り締まりされていないのは、あまりにも好きな人が多く税収もあるので、政府も取り締まりができないからだろう。困ったもんだ。全世界的に見ても酒で人生をダメにした人間がどれだけいることか。

 それでも酒というものは人生の伴侶でもあり心慰めてくれる良き友でもある。兼好法師の「徒然草」(岩波文庫)にもいくつか酒に関する文章があるけれど、心から酒を愛する男の本音にニヤリとさせられる。