行雲流水~きららのブログ

好きな本のことを中心に、日々の想いを書いてみる

男という別種の生物

 趣味でプラモデル作りを続けている。もう20年以上になる。

 その中で多くの男に出会い、単なる知り合い以上の「友人」という人もできて長く付き合っている男もいる。

 先日その話を妹としていたら、「よく男と友達なんかになれるねぇ、しかもそんな長い間、飽きずに付き合うって信じられん」と言われた。

 それは同じ趣味を介しているということもあるのはもちろんだけど、よく考えてみるとそれだけではない気がする。

 突き詰めていうと、珍しい虫や花に興味を持つのに近いのではないか。

 身の回りにある花だと珍しいとは思わないけれど、見たこともない花だと「これはなんという花だろう」「鉢植えにできるのかな」等疑問に思うし調べてみようと思うだろう。私にとって異性というのはそういう存在である。その生態が興味をそそる。知りたくなる。

 ただ、自分から「この人面白いな知りたいな」と思う個体(笑)とはとことん付き合ったりするけど、向こうから好意を示され近づいてくる人は残念ながら私からはあまり興味を感じないことも多い。相性というのはそういうもので、趣味が合うからといって誰とでも相性がいいわけではない。

男性は女性に対しては趣味が合うから話をしたいということもあるだろうけど「この女とやりたいな」的な性的にそそる存在ということで近づいてくると思うけど、私は「なんか珍しい生物」だから生態を知りたいという感じ。性的にそそるからこいつに近づきたいというだけのことは皆無。

 自分と違うものに興味を持つ。それが人間の不思議なところかもしれない。そんなのどうだっていいやん、と他の動物なら言うだろう。でも私にはどうでもよくない。一日中眺めていても飽きないね、男という別種の生物を。