行雲流水~きららのブログ

好きな本のことを中心に、日々の想いを書いてみる

2022-01-01から1年間の記事一覧

妄想は妄想のままで

「夢は強く願うと、実現する」と聞いた気がする。若者は夢を持たないとだめだ、と言ったりもする。 夢と言ってもいろいろあるけれど、ある意味で私は夢見がちな少女だった、そして大人になってもまだ。いつも何かを夢見て・・・というか、妄想の世界に生きて…

逃亡願望

最近は紙の新聞の書評で気に入った本をピックアップして読むことが多い。この本もそう。作者の名前も知らなかったけど逃走劇が面白そうだなと思ったから。 確かに前半の逃走劇は面白い、一気に読ませる。導入のネットからの入り方もリアルで引き込まれる。し…

山の本が好き。

お酒が好きというと、大酒飲みかと思われる。男好きだというと、毎晩男を漁ってセックスにふけっているかと思われる。同じように、本が好きというと、家じゅうが本で埋まっているのではないかと思われる。 でも私はそうではない。酒は好きだけど少ししか飲め…

デモをしない

海外のニュースを見ていると、海外では何かとデモ行動をする様子が報道される。もしかするとマスコミが日本国内で行われているデモをニュースにしないのかもしれないが、私の近所でデモをしているのは見たことがないし、私自身そういう行動をとったこともな…

美人は得か?

美人は得か? この世に男がいる限り美人は得だと思う。そういうことなのだ。それがすべてでそれ以上でもそれ以下でもない。 美人に優しい声音で話したり、ほかに女がいてもつい美人のほうを向いたり、美人に何か頼まれて断れなかったり、美人をちょっと見ただ…

性善説

性善説、性悪説、という言葉がある。厳密な哲学的な意味はさておき普段の話の中では「コイツももともとは悪いヤツじゃないんだ、性善説というのが本当なら生まれたときには良い心を持ってたはずだ」などと言うわけです。 でも最近思うんだけど、善ってなんだ…

カネで解決

安倍元首相を銃撃した男は、母親が統一教会にハマって多額の献金で家庭が破綻したというようなことを供述しているらしいが、改めて新興宗教に深くハマるのは恐いと思った人もいるに違いない。彼らの家族に何があったのか、どこで歯車が狂ってしまったのかは…

発見感

最近は、数人で話しているとき「あれって、なんだっけ」みたいな話になったとき、気づくと必ず誰かがスマホで素早く検索している。そして検索結果を示してくれる。 最初は「小賢しい、いらんことしやがって」と思っていたが、まあ今は何でもその場で検索して…

セクハラ転じて好かれる男

ときどき、男性と話していて、 「職場で「今日のその髪型カワイイね」とか言うと今はセクハラなんですよね? うかうか人をほめられないって、おかしいんじゃないですか」と言われることがある。 確かに他人をほめることは良いことのような気がする。 しかし、…

わかったような言動

先日、ネットでこんな文章を読んだ「心の病気に悩む自分に、友達が簡単に「私にもそういうのあるよ」などと病気のことを知りもしないのに簡単に言うのがものすごく辛い」 なるほどこれはすごく共感できる。 私の父は少し前に認知症の診断を受け、その後老人…

知ることは喜び

先日「戦争インタビュー」という記事で書いたが、「戦争は二度とやってはいけない」「戦争はいけないことだ」と言うのは簡単だが、ではどうすれば戦争を避けることができるのか、なぜ戦争はなくならないのか、なぜ私たちは太平洋戦争に突き進んだのか。これ…

上手なセックスとは

上手なセックスとはどんなものか。 それはズバリ、どれだけ相手のニーズを引き出せるかにかかっていると思う。何事も同じですね。もちろん経験豊富で、女性の気持ちよいところを知り尽くしているような人もいるだろうけれど、誰でもがすぐに経験豊富になれる…

二度と会えない人

先日、部屋の掃除をしているときだったか、ふと、母に面会したいと思った。特に何かがあったわけではない、平凡な昼下がりだった。 母は五年前に亡くなっているのでもちろん会えないわけだけれど、元気な頃はよく電話をかけていたし、亡くなる前もしょっちゅ…

酒の暴力

ネットやマスコミの報道によると、「レイプドラッグ」などというものがあって酒の中 などに混入させ、女性の意識を混濁させたうえでレイプする鬼畜がいるらしい。 ドラッグを使わないまでも、騙して強い酒を飲ませるのは古今東西よくある手だと思う。私の若…

違う風景が見えた。

子供の頃に帰りたい、と思いませんか? 小学生の頃は良かったよ、あの頃は何も考えず楽しかったなあとか。 私は子供の頃には全く帰りたくない。むしろ嫌だ。あんな日々には帰りたくない。 人間というのは単純なもので、「あの頃がいちばん楽しかった」という…

人類はどこから来たのか

人は一人一人違う、多様性が大切だ。その一方で、人は生物としてはホモ・サピエンスという名前でくくられるひとつの種に過ぎない、一人一人の違いなど小さいものだ。という考え方もできる。 面白い問題である。 なぜ生まれながらに私は日本人だと思っている…

異性にドキドキするか?

男ばかりの職場に若い女性が配属されると、皆が活気づき職場が明るくなって能率も上がる。男性ならばうなづけることかもしれない。 だったら、女ばかりの職場に男性が入ってくると、やはり女性も活気づくんじゃないか・・・と思うのは早計である。 女ばかり…

あなたの隣人は何を考えているのか

ロシアがウクライナに侵略戦争をしている。ニュースを見聞きして怒ったり悲しんだりしている人は多いだろう。私もその一人だが、ふっと思った、例えば沖縄の人はちょっと感じ方が違うのではないかと。本土の平和ボケした能天気な私と、沖縄の人たちとの感じ…

ほんとは好きで好きでたまらないんだよ。

「与謝野鉄幹/与謝野晶子」新学社近代浪漫派文庫 「みだれ髪」新潮文庫 ネット上では、他人の悪口を言ったり何かを叩いたりすることが日常茶飯事だが、それだけの労力を自分の嫌いなものに注ぎ込むというのはどういうことだろうか。 熱心に時間をかけて言葉…

酒の好きな人・嫌いな人

私はお酒が好きである。 と言うと、たいてい「大酒のみ」だと思われるのが遺憾でありますが、別に大酒のみではなくて、お酒の味を楽しみ、肴を楽しみ、チビチビやってちょっと気持ちよくなる、というのが好きなだけです。それもまた「お酒が好き」と言えるで…

断捨離した

断捨離という言葉はあまり好きではなかったけど、自分でやってみて初めて「ああこれが断捨離というものか、なんて気持ちいいものだろう」と納得した。 何を断捨離したかというと婚礼家具を捨てた、そして過去の自分を捨てた。。 男性はわからないかもしれな…

そんなことないでしょう?

誰かと話しているとき、「そんなことないでしょう」と言われることがある。 「私、頭がデカイから合う帽子がないの」「そんなことないでしょう」「主人とはここ20年くらいろくに会話していない」「そんなことないでしょう」。謙遜しているかと思うのだろうけ…

「万葉集に出会う」

「万葉集に出会う」大谷雅夫著/岩波新書 万葉集と言えば、中学や高校のときに教わった歌をひとつくらいは覚えていませんか。私は大学でも教わったけれども、実は大して記憶にない。こんなの日本語じゃねぇよといような生煮えの言葉づかい。防人たちは「妻」…