行雲流水~きららのブログ

好きな本のことを中心に、日々の想いを書いてみる

あなたの隣人は何を考えているのか

 ロシアがウクライナに侵略戦争をしている。ニュースを見聞きして怒ったり悲しんだりしている人は多いだろう。私もその一人だが、ふっと思った、例えば沖縄の人はちょっと感じ方が違うのではないかと。本土の平和ボケした能天気な私と、沖縄の人たちとの感じ方、考え方は違うんじゃないかな。

 人間は、同じことに接しても感じ方は違う。それはわかっているつもりでも、つい同じように感じると勝手に決めつけていることが多い。無意識のうちにそう考えているから始末が悪い。

 プーチンは何を考えているかわからない、という人がいるが、じゃあ隣家のオッサンが何考えてるかわかりますか? それどころか妻の考えていることもわからないのが人間というもの。

 でも疑ってばかりいると社会生活に支障をきたすので、一応「こんなもんかな」というところは共有している気になって生活している。それを幻想と呼ぶ人もいるだろう。社会とか国家とかいう形のないものを作り上げてその中で縛られて暮らして、あたかもこの世はみんな自分と同じような考え方であると思うのが愚かなのだ。早くそこに気づいたほうがいい。