行雲流水~きららのブログ

好きな本のことを中心に、日々の想いを書いてみる

言葉

男に必要なこと

「飛ぶ教室」(エーリヒ・ケストナー著/新潮文庫/池内紀訳)を読んだ。子供の頃読んだ気がしていたが、どうやら初めてだったようだ。 少年たちの成長の物語。と文庫の裏に書いてある。その通り。 大切なのは、「道理さん」「禁煙さん」と呼ばれる大人たちの存…

普通?

先日友人と話していたときのこと。彼女の近所に離婚して実家に帰ってきた女性がいるらしい。「その人さ、子供置いて帰ってきたらしいのよ。信じられる? 普通、夫は憎くて別れても子供とは別れられないわー」 確かに私も子供とは別れられない。でも子供を置い…

弱ってるときの対処法

先日気づいた。 「男って弱ってるとき声を掛けてほしくないんじゃないか」 ほっといてほしい。慰められるのは嫌。弱ってる姿見せたくない。ラインの返事なんかしたくない。いろいろ言われるのはウザい。でしょ? あーあ。こんなことも気づかずにいったい何年…

怒鳴るよりジョークだ

少し前にネット上で話題になった「ポテトサラダ事件」というのを覚えているだろうか。 ある女性がスーパーの総菜売り場でポテトサラダを買おうとして手にすると、そばにいたオッサンから「ポテトサラダくらい自分で作れ」と怒鳴られたという話。まあネット上…

発見感

最近は、数人で話しているとき「あれって、なんだっけ」みたいな話になったとき、気づくと必ず誰かがスマホで素早く検索している。そして検索結果を示してくれる。 最初は「小賢しい、いらんことしやがって」と思っていたが、まあ今は何でもその場で検索して…

セクハラ転じて好かれる男

ときどき、男性と話していて、 「職場で「今日のその髪型カワイイね」とか言うと今はセクハラなんですよね? うかうか人をほめられないって、おかしいんじゃないですか」と言われることがある。 確かに他人をほめることは良いことのような気がする。 しかし、…

わかったような言動

先日、ネットでこんな文章を読んだ「心の病気に悩む自分に、友達が簡単に「私にもそういうのあるよ」などと病気のことを知りもしないのに簡単に言うのがものすごく辛い」 なるほどこれはすごく共感できる。 私の父は少し前に認知症の診断を受け、その後老人…

ほんとは好きで好きでたまらないんだよ。

「与謝野鉄幹/与謝野晶子」新学社近代浪漫派文庫 「みだれ髪」新潮文庫 ネット上では、他人の悪口を言ったり何かを叩いたりすることが日常茶飯事だが、それだけの労力を自分の嫌いなものに注ぎ込むというのはどういうことだろうか。 熱心に時間をかけて言葉…

酒の好きな人・嫌いな人

私はお酒が好きである。 と言うと、たいてい「大酒のみ」だと思われるのが遺憾でありますが、別に大酒のみではなくて、お酒の味を楽しみ、肴を楽しみ、チビチビやってちょっと気持ちよくなる、というのが好きなだけです。それもまた「お酒が好き」と言えるで…

そんなことないでしょう?

誰かと話しているとき、「そんなことないでしょう」と言われることがある。 「私、頭がデカイから合う帽子がないの」「そんなことないでしょう」「主人とはここ20年くらいろくに会話していない」「そんなことないでしょう」。謙遜しているかと思うのだろうけ…

置かれたところで咲くべきか

先日「モヤる言葉 ヤバイ人」(アルテイシア著/大和書房)を読んでいたら、「置かれたところで咲きなさい」って嫌いな言葉だと書いてあった。どうせお前はここから出られないんだよ、諦めてここで暮らせ、みたいに取れば確かに嫌な言葉かもしれない。 私は地方…